コネクティアはひとつずつ、完成したユニットを運びます。現地ではそのユニットを組わせて設置するため、最短1日で設置が完了します。あらかじめ施工しておいた現地の基礎の上に置くだけで設置は完了します。

ユニットハウスなので、簡易的な住まいと思われるかもしれません。ですが、コネクティアは木造軸組工法で通常の住宅の造りと何も変わるところがありません。断熱等性能等級でも6を確保している高性能なユニットハウスです。

コネクティアは木造軸組工法です。通常、このようなユニットハウスは、吊り上げることを考慮し、鉄骨であることが多いのが現状です。ですが、コネクティアは木造です。木造で造ることにより、建築時に炭素排出を抑えることができます。よって、地球環境にも配慮できる製品だといえます。

そして、木は熱を伝えにくく、断熱性能が高いという特徴があります。
軸組は見えない部分にはなりますが、木ならではのぬくもりも、真冬の暖かさも、住まう中で感じていただけることと思います。

どんな暮らしをしたいか。どんな家族構成か。通常の住宅でもそれは、人それぞれであるように、ユニットハウスを利用する人、ユニットハウスに住む人も当然千差万別です。住宅は、簡単に増築はできません。コネクティアはユニットハウスであるメリットを生かし、『あと少し部屋が欲しい』というご要望にも、対応が可能です。

そしてさらに、逆の考え方で、『今となってはこんなに部屋がいらないのに・・・』ということもあるでしょう。その場合、ユニットハウスであれば、減築も可能。どんな暮らしにも、柔軟に対応できるのがユニットハウスのメリットです。

ユニットハウス最大のメリットは、移動ができるということです。移動ができるということは、つまり、リユースが可能ということ。必要なときはすぐに設置ができ、不要になれば、またすぐに運ぶことができます。そして、高性能で造っているからこそ、また次の場所で使用する際も、その性能を保ったまま、次の場所でも使用することができます。

コネクティアはもともと、能登半島地震がきっかけで生まれた製品です。短期間で施工でき、設置も1日で完了する商品です。例えば、自然災害がおきたとき、被災地で仮設住宅を造ろうとしても、現地では職人が不足することも考えられます。
ですが、別の場所で造るコネクティアであれば、各地域にいる職人の手で造ることができるため、効率よく、そして短期間で造ることができるのです。
そして、冬は暖かく、夏は涼しいという、高性能。当然、耐震性も兼ね備えています。災害時に1日でも早く、住まいを提供するために非常に有効的な製品です。

例えば、災害時、液状化現象が起きたとしても、住まいの部分に問題がなければ、ユニットハウスであるメリットを生かし、また、別の場所で同じ住まいで、同じ暮らしができるようになります。
『建て替え』という考えではなく、『移動する』という考えをもった、コネクティアは【防災】という観点にも適したものだということができます。